うちも、突然の出来事にただただ見ているしかなかったのだが、祖父は何も語らず、黙ったまま微笑んでいた。
まるで…、うちの成長を見守るかのように。
無意識のうちに、横たわっていた身体を起こそうとするのだが、身体の自由が利かず、金縛りにあったかのように、身体が思うように動かない。
ありったけの力を振り絞り、腕を祖父の所へ伸ばしたのだが…。
突然、目の前に眩しい光が放たれ、そして祖父の姿は、消えてしまった。
それ以来、うちは毎日のように仏壇のご飯と水・茶を変えるようになり、他界した祖父の供養を続けていた。
亡くなってもなお、心に残った祖父の姿は、幼き心の時にあっても残る大きな存在でもあった。
それは、父・祖母も同じ事である。
うちも、いつまでも記憶に残る偉大なる存在になりたいと願う…